2014年7月18日金曜日

中空ポリカーボネートの内窓DIY



半年程前のことになりますが、冬の時期にリビングの窓の結露対策として中空ポリカーボネートを使い簡易内窓を作りました。その模様はこちら

その効果の程は、結露防止とまではいかずとも結露は激減したのと冷気も遮断できたりと思ったよりも高い効果を得られ、冬の間はなくてはならない存在となりましたが、この時期になるとその有難い思いはどこへやら、ハッキリ言ってとても邪魔な存在に…。

というのも、暑くなってくると戸レールを固定していた両面テープが所々剥がれ浮いてきたりして、戸を開閉する度にレールから脱線してしまいとてもイライラしていました。



そもそもレールの途中に継ぎ目があるとかダメですよね



しかし、問題点が分かっていても改良する手間すら面倒になり、取り外して保管しておくスペースもないのでそのまま無理矢理に使っていましたが、しまいには外れたまま出入りしない窓側に重ねて立てかけて放置するという始末…。


そんなある日、仕事から帰るとリビングのカーテンが一部取り払われていました。
妻に聞くと、「窓際に置いてあった金魚鉢にヒビが入り中の水が漏れ出しカーテンがベタベタになったから洗ってる」とのことで、ああ、それは大変だなと思いながらしばらく過ごしていると、あれ?カーテンがないと部屋がスッキリしていいな…と感じはじめたのです。

冬場は冷気を遮るためカーテンは必要ですが、夏場はリビングに直射日光がさほど入らないので、カーテンの代わりにこのポリカーボネートが使えるんじゃないかと思い、そうして完全に邪魔者扱いだったポリカーボネート内窓が再び日の目を見ることになったのです。


この内窓の一番使いづらかった点は、開閉の際に戸がすぐに脱線してしまうことでした。
そ〜っと開け閉めしないとすぐに外れてしまい、外れたらそれをレールにはめ直すのがこれまた難しくとても厄介でした。


これさえどうにかすれば、と改良することに。

このDIY内窓はネットで検索して作りましたが、だいたいはポリカーボネートの厚み4mmに対して戸レールの幅5mmという組み合わせが一般的なようで、それを参考に作ったのですが、それがどうやら問題でした。
(私の作り方が悪いのかもしれませんが、戸とレールの隙間に遊びがないので、開け閉めの際にポリカーボネートの角や切れ端等がレールにひっかかり、下レールは高さが低いので簡単に乗り越えて外れます。)





それならすぐに外れないように床のレールを上用レールにするか、戸レールの幅をもう少し広いものにすればいいんじゃないか…と考え、ホームセンターへ。

床に上用レールを使うとつま先が引っかかり危ないので、レール幅を広くすることに。
店頭には5mm幅より広いサイズは10mm幅しかなく、いくらなんでも倍っていうのは広すぎるだろうと思いましたが、他のサイズが置いてなかったので試しに買ってみることに。



すごい存在感…



これで良いのか悪いのか、何をやっているのか分からなくなってきましたが、このレールを両面テープで貼付けて戸をはめて開け閉めしてみると…


戸がはめやすい!
開閉はとてもスムーズ!
全く外れる気配もない!
最初からこうすれば良かった!!


と、見た目はどうしようもない感じですが問題点はあっさりと改善され、カーテンなしの生活が始まりました。

カーテンがないのはとてもスッキリしていて快適ですが、冷静に考えるとこんなポリカーボネートの内窓を生活の中心であるリビングにて本気で使っているのはちょっとみすぼらしい気がしなくはないですし、今回の改良で全てが解決したかのように思われますが、よくよく考えると、開閉がスムーズ→隙間が多い→隙間風ヒューヒュー→冬は結露必至…となることは間違いないので、また次の冬には改良を迫られることでしょう。



以前、この内窓を作っていた時にも同じことを思いましたが、二重窓はDIYでごちゃごちゃやらずに、頑張ってお金を工面し業者に頼んでペアガラスに交換してもらうのが一番の解決策だということを再確認しました。

こうして書いていると改善して使用に耐えうるものになったにも関わらず段々と腹が立ってきたので、冬が来る前にこのポリカーボネート内窓はショルダータックルで破壊し、ちゃんとしたペアガラスを業者にお願いしたいと思います!!



これぐらいの勢いで破壊したい