2013年2月28日木曜日

この会 〜美濃路散策編〜 終了



ごく狭い範囲で噂になっている「この会」ですが、先週24日の日曜日、本当に開催されました。

当日は雪がチラチラと舞い、散策どころではない厳しい寒さでしたが、ボランティアガイドさんの寒さを忘れさせてくれる切れ味鈍いジョークと、質問してもたまに無視される何とも言えない心地良さが絡み合い、終始笑いが絶えず大いに盛り上がった散策となりました。

今回はガイドさんからの詳しい説明のおかげで、前回とは比べ物にならない情報量でしたので、今だに吸収しきれていませんが、この会への勧誘と報告と覚え書きとしてざっくりまとめてみることにします。


*
*
まず、私が住む市にある、起(おこし)という地には江戸時代に東海道と中山道を結ぶ美濃路が通り宿場町がありました。
東海道と中山道に比べると印象が薄い感じがしますが、美濃路は東西を行き来する時には川を避けられるルートということで、遠回りでも安全のためにこの道が使われたようです。
明治24年に起きた濃尾地震により、辺り一帯が壊滅的な被害を被ってしまったので現在では当時の面影はわずかですが、一軒だけ倒壊せずに江戸時代からの姿を残す建物があったり、国内でも最大級の船橋が架けられたりと貴重な歴史が残っている場所です。

その歴史を肌で感じよう、と開催されたわけですが…。




尾西市歴史民俗資料館(別館)



開催時間が差し迫っても、なかなか参加者が集まらない。
すると最初に現れたのは…
いつも強制的にかり出されてしまう不運この上ない男、おおた君の登場。
早速、会長から会員証を手渡され苦笑い。



会長は大変ご満悦



どうやら、いくを会長の呼びかけが適当だったらしく開始時間となってしまったので、会長、おおた君、私の3人でまずは資料館職員の方から館内を案内してもらうことになります。
今までは、こういう展示って自分のペースで見たい、とか思っていましたが、説明をしてもらった方が断然面白いと気付かされました。

私たちは訳の分からない不審な団体だというのに、とても真剣に説明をしてくださる。

その間に参加者が集まり一安心。



丁寧で分かりやすい説明



矢継ぎ早に繰り出される解説により、頭から煙が出そうになってきたところで、お待ちしていたボランティアガイドの会長さんが登場。

ややお年を召したとても雰囲気のイイ方々。
挨拶もそこそこに、会長さんの年齢当てクイズが始まり、失笑の渦が巻き起こる…



会長さん(中央)御年86歳



和ませてもらい、いざ、美濃路へ。



そんなことより雑談に夢中なガイドさん



散策スタート



どちらかというと入り込みやすい私は、資料館から足を踏み出す頃にはすっかり江戸時代へとタイムスリップ。
さっきまで普通だった景色が一気に江戸時代に見えてしまい、いくを会長の姿がこんなふうに見えてしまう…。



飛脚とか



頭を振り正気に戻って、歩き始めます。
寒さのあまり写真をマメに撮っていなく、貰ったパンフレットを編集。






この日のルートは往復2キロ程の道のりで、
資料館別館の起宿脇本陣内部(1)の見学からスタートし、斜向いの起宿本陣および問屋場跡(現在はただの石碑のみ(2))を見て船橋跡へ。



「この会」の様子



500m程歩くと会長さんの息が切れ切れに…。
この様子を見て、私は万が一の事に備え、常に案内していただく見所とともにAEDのある場所をチェックしながら進みます。
しかし、気付けばそんな会長さんを追い抜かし、我々が先に進んでしまうというなんともおかしな位置関係になりながらも、ひとつひとつ丁寧に説明していただきながら日本最大級の船橋が架けられたといわれる船橋跡(3)に到着。

船橋とは美濃路に沿って流れる木曽川を、将軍や朝鮮通信使などの特別な通行がある時にだけつくられた橋のことで、270隻の船を川に浮かべて板を渡し、全長850m程の長さにもなった国内で最大級の船橋だったとのこと。

最大級、というか…、ここへ来て気になったのは記念碑の後ろに並んだプロパンガス…。
ボンベに気を遣って屋根を設置するとかよりも全体をうまいこと隠して欲しいんですけど。



ボッサボサな雰囲気…



そして、その木曽川へと移動。
川岸から船橋が架けられた当時の様子に想いを馳せるも、伊吹おろしがダイレクトに吹きさらすとんでもない寒さ。
しかし、そんな寒さを物ともせずに説明してくれるガイドさんたちには脱帽です…



相当極寒でした…



船橋よりも伊吹おろしと真っ向から対峙することに…



そして、次はカイヅカイブキ(大きな木(5))→起のおおいちょう(大きな木(6))→起のやまがき(プチトマトの様な柿の実が成る木(7))と見学し、散策のハイライトである湊屋屋敷へ到着。

この時、体の冷えがピークに達し、建物がどうのこうのよりも中に入って温かいお茶をいただけるとあって一気にテンションが上がったのは私だけではないはず…



立派なお屋敷 旧湊屋



とは言え、さすがに歴史を感じるこの存在感。
中へお邪魔し、しばし建もの探訪。
ちょこちょこ補修を加えてあるからつぎはぎな感じ、と管理されている方がおっしゃられていましたが、とても良い雰囲気です。

ここが濃尾地震にも耐えた建物で、敷地内にはこの宿場町で唯一、幕末から残る西倉と呼ばれる蔵があり見せてもらいました。
母屋の建築年代はどうやら不明のようです。




中はだいぶ斜めってました



中庭



中庭



探訪後は温かいお茶をいただきすっかり暖まり、もう外に出たくなくなってしまいながらも、最後の起渡船場跡〜人柱観音へ。

人柱観音は、木曽川に堤防をつくる際に難工事となり、幾度となく決壊したので、与三兵衛という人が自らを濁流に沈めて人柱となり堤防の堰止めを完成させたとか。
自然と闘う当時の人々の様子が伺い知れ、今こうしてのほほんと暮らすことができているありがたさを感じたところで散策終了。

ここを折り返しとして、歴史民俗資料館へと戻っていきました。


こんな感じで長くなった割りには端折ったまとめですが、「この会」の歴史うんぬんよりも適当なノリを重視する雰囲気が伝われば幸いです。

今回もとにかく知らなかったことだらけでしたので、とても充実した美濃路散策となりました。
もちろんガイドさんあってのことだと、とても感謝しております。
資料館職員の方々、楽しいガイドをしていただいた美濃路起宿ボランティアガイドの皆さま、参加者の皆さま、いくを会長、ありがとうございました。






*
*
ちなみに、ボランティアガイドさんたちの目にはこの会員証をぶら下げた集団がどう映ったのか気になりました。
自分で制作しておいてアレですが、何とも言いようのない恥ずかしさがありました。



ガイドさんを前にしても恥ずかしさを見せない、いくを会長



そんなこんなですが、いくを会長は先を見据え、というか先走って次の案を色々と練っていましたので、次回は春頃に開催されると思います。
その時はご参加どうぞよろしくお願いします。
お申込みは平山庭店へ!

*
*
オマケ


ポストカード「春バージョン」


2013年2月23日土曜日

金メダルづくり



本日は長女が8歳の誕生日。

誕生日にはプレゼントとして渡す金メダルをつくっています。

多分、長女が4歳になった頃からか、大した意味もなくなんとなく作り始めました。
単なる思いつきだったので正直なところ、まさか8歳の小学2年になる今日まで継続して作っているとは思ってなく…、でも意外とまだ楽しみに?されていたりしているので作っているわけです。
子どもたちからすれば、まさかこれがプレゼントとは思っていないことでしょう…。

その金メダルは、いつも前日まで制作にとりかからずに、結果、徹夜仕事になって、夜中に出来上がったらリビングのテーブルの上に置いておきます。

私は早起きが大の苦手な上に徹夜をしているので、早く起きれるはずもなく、朝になり先に目を覚ます子どもたちがそれに気付くという流れで、金メダルを一度も直接渡したことがありません。

彼女たちがメダルに気付いてそれを手に取った時はどんな顔をしているのか…、喜んでいるのか、またメダルか〜、何だこれ〜と、苦笑いをしているのかは分かりませんが、何かしらそれを見てああだこうだと姉妹同士で談笑していることだと思います。多分。

その様子も気になりますが、皆が完全に寝静まって物音しない静かな時間帯に、ちまちまと折り紙を切り刻みながら子どもたちが産まれてから今日まで歳を重ねた経過をゆっくりと思い返すことができる、その時間が好きだったりします。

結局は子どものためより自分のためにつくっているようなものですが、嫌がられるまで当分の間はつくり続けていこうと思う、金メダルづくりの話しでした。



おめでとう oto


2013年2月19日火曜日

red race riot! vol.28



いよいよ今週末に、日頃お世話になっている方々が主催、参加されるイベント「red race riot! vol.28」が新潟はGOLDEN PIGS BLACK STAGEにて行われます。


r.r.r mackieさん、いつもフォロー&サポートいただいてばかりのNUEさんと左近、グッドヴァイブスbirthdayなINOMARさん、以前ご一緒させていただいたantennasiaさん…

行けないのが残念ですが、強烈な一夜になることは間違いないでしょう。
皆さん楽しんでください!



red race riot! vol.28
-me importa becous que haces-

2013.2.23sat
Start 23:00
fee 2,000 w/1d
at GOLDEN PIGS BLACK STAGE(ex. junkbox mini) 新潟


[INFO]
red race riot!

[GUEST LIVE]
antennasia
SAKON(OPUESTO)

[GUEST DJ]
NUE(OPUESTO)
INOMATA

[DJ]
pal (trip)
le
 jacob






antennasiaのlive…
観たい。泣



*
*
オマケ

左近、道中は無茶しないでね〜









2013年2月17日日曜日

SUN&MOON ワークショップ終了!









































15日、16日にmercatoさんで行われたSUN&MOONによるワークショップですが、昨日16日午前の部に様子を見に行った時、体験してくれていた男の子の一連の動作を撮らせていただきました。




いかがでしょうか?




妻のしていることなので贔屓目に見てしまい客観的な判断ができませんが、とても楽しそうな雰囲気で私も体験する側として参加したい気分になりました。

ハンドメイド100%以上+経験とセンスを持ち合わせた簡単に真似できないオリジナルなスタイル。
SUN&MOONは常にこの手法でプリントしています。


*
*
このボクの仕上がりがどうなったか気になってくれた方は、次の機会に是非ご参加いただき体験してみてください!


*
*
何もしていない私が言うのもなんですが、今回手伝っていただいた、ひとみちゃん、No村さん、ご参加いただいた皆さま、mercatoさま、参加と留守番を共に過ごしてくれた△田ファミリー、いつも遠方にもかかわらず密にサポートしていただけるtateさん、おかげさまで無事に終えることができました。

本当に有り難うございました。


2013年2月13日水曜日

この会(入会記念オマケ)



でも意外といい感じ…



代表から催促されたこの会オリジナルのポストカードと会員証を作ってみました。

参加者には強制的にお渡しさせていただきますが、参加しなくても欲しい!という方にも…、いないと思いますが差し上げます!



何をやってるんだか…苦笑


2013年2月7日木曜日

この会




「この会」代表HG



どうでもよい記事のひとつでもあります「この会」のお知らせです。

会のコンセプトがどうのこうのよりも、第一回目に起きた奇跡のシンクロ事件が一部の方々の間で小さな反響を呼び、勢い任せで新年早々発足された「この会」ですが、そのうちに自然消滅するだろうと知らん顔していたら、なんとビックリ、今月の2月24日(日曜日)に第二回が開催されるようです!
私は退会手続きに手こずり、今だに会員となっているので次回も参加します。

そんな第二回目は一宮市尾西歴史民俗資料館とその周辺の美濃路起宿周辺の史跡・天然記念物などの文化財や町並みなどを散策予定!
その散策には、HGが参加者未定にもかかわらず先走ってガイドさんを依頼してしまった(!)ので、詳しい説明をしてもらいながらの散策となります。
それもあり、参加者大募集とのことです。

さて、一体どの方向へ進んでいるのかはさっぱり分からない「この会」ですが、喜ばしいことに新メンバーに風紀委員長として私達の行動や言動を制御してくれるフタミさんa.k.a.23が加わるこということで、より一層他人事として楽しめそうです!

今回はどんな奇跡が巻き起こるのでしょうか…。
郷土文化とHGの“ニンゲン性”に触れたい、という方は是非参加してみてください。


*
*
日時:2013年2月24日(日曜日) 午前中〜ランチタイムまで(ランチは希望者のみ)
参加費:無料
参加条件:無し
お問合せ:コメント欄へどうぞ


2013年2月6日水曜日

ここがヘンだよ未完成の家。(郵便受け完成)



前日、組み立てまで完了したポストですが、どうしてもこの日中に設置までやってしまいたかったので少々早起きをして、早朝からペンキ塗りのスタートです。






ざざっと塗り終えたところで、扉に窓を作り忘れたことに気付く…。
窓の形は丸か長方形か…と迷った末、なんとなくひし形に落ち着きました。
特に意味はありません。
大きさと位置を決めアタリ線を引いたら糸鋸でくり抜きます。






窓をくり抜いたところを再度ペイントして終了!



真っ白



いよいよ最後の仕上げで、マグネットキャッチと蝶番、把手、窓には裏側からアクリル板をボンドで接着して完成!



パーツの取り付け



そして壁に埋め込みました。



バッチリ!



裏側も!



真っ白なペイントと把手の真鍮が真新しいせいか、ちょっぴりマダムな雰囲気が出てしまっていますが、なかなかいいんじゃないでしょうか。



before



\ after/



*
*
仕上げ



使い勝手のいいパワーテック防水



使いにくい…



防水と表面塗装の保護にパワーテック防水を塗り、次に壁との隙間にシリコンシーラントを充填し終了。

木製なので雨や夏の日差し等での劣化が早いと思いますし、ポスト内部への雨水の侵入など気になるところですので、様子を見ながら問題点は直して使っていこうと思います。

気温の上昇とともにこうして我が家のヘンなところも改善されつつあり、春が待ち遠しい今日この頃です。


2013年2月4日月曜日

ここがヘンだよ未完成の家。(郵便受け制作)



いつ以来なのか思い出せないぐらい、久し振りにブログのコンセプトに沿った内容になります。笑

我が家の郵便受けはボロボロでとても使い難く、家の中で一番ストレスを感じる場所でしたが、直す気にもなれずに放置していました。
気温がぐんと上がり暖かくなった週末、暖かさに誘われついに取り外し〜制作に取りかかりました。



べこべこ



借り物の工具の中に偶然あった




ポストは壁に埋め込んであるので、隙間を埋めてあるセメントをタガネで打って砕き、ある程度ポストが動いてきたらハンマーで本体を叩いて引きずり出しました。




ガンガン叩く



取れた〜



想像していたよりもあっさりと外すことができました。


取り出したら周囲の余分なセメントをタガネで剥がしキレイにします。



スッキリ




新調するポストについては、代わりとなる同じような埋め込み型のものを探していましたが、金額もそこそこしますし、気に入ったものが見つからなかったので作ることに。

穴をざっくりと採寸し、必要な材料を買いにホームセンターへ。
材料は、ラワン合板、蝶番、マグネットキャッチ、白色の水性ペンキ。
全部で2000円弱でした。


そして、慎重に採寸しイメージ図を作成。



慎重に



寸法に違いがないか何度も確認し合板のカットへ。



助っ人の二女


私はいつも失敗ばかりしているので、ついに子どもたちが注意する点をアドバイスしてくるようになりました。苦笑
しかも意外とまともなことを言ってくるので本気で助かる場面がちらほら…。
情けないやら嬉しいやら。


そして組み立てへ。
木ネジと木工用ボンドで組立てていきます。



組み立て中



完成



切り間違いもなく、スムーズに完成。
組み上がったところで、サイズ確認で念のために壁の穴に入れてみます。

ご想像通りここはいつもの痛恨のミス。
まぁ、毎回のことなので失敗の詳細は省きます。笑
しかし大事には至らず、若干の調整でバッチリ収まりました。

そして、蝶番とマグネットキャッチの取付位置を決めたところで本日は終了。

翌日に持ち越しとなった作業はペイント、パーツの取り付け〜壁に設置ですが、うまく行くのでしょうか…。