日に日に冷えてきていますが、いかがお過ごしでしょうか。
寒くなってくると、我が家の購入に向け本格的に動き始めた去年の頃を思い出し、ふと、今現在にもしかするとそんな頃の私たちのように中古住宅を探していたりする方も居るのではないか…と思うのと、最近ごくまれにですが、どうやって中古住宅を手に入れたのかと質問をいただくことがありますので、私たちが購入するまでの経緯を簡単に記してみようかと思います。
当時、私たちは血眼になって情報を集めようと奮闘していたので、何かのお役に、いや、きっと役には立ちませんが、気休め程度にはなれば…と。
果たしてこのへんてこなブログに辿り着いていただけるのかは不明ですが。
と言っても、私たちに何か特別に情報を収集するつてがある訳でも、周りに同じような経緯で家を購入した人が居る訳でもなく、古民家と呼ばれる家屋ならまだしも、ただの築30年の古い家を買うという書籍なども見あたりませんでしたし、とにかく具体的な話を聞くことが出来ませんでしたので、参考という参考もなくとりあえずは不動産ポータルサイトを使い近所の物件を検索することから開始しました。
時期にもよりますが、物件情報の更新度が高かったのでほぼ毎日チェックしていました。そうして毎日チェックしていると、次第にだいたいの相場や、価格の下がり方なども分かってきて参考になりますし、中古物件をよく扱っている地域の不動産屋の情報も合わせて知ることができますので、その不動産屋に連絡し、こちらの希望を伝えておいたりし、電話連絡やメールマガジンのような形でいち早く新しい情報を入手したりと、よく不動産屋さんのお世話になっていました。
しかし、時間の都合もあり、ほぼサイトでのチェックが中心となり、気がつけばかなりの月日が過ぎて行きました。
毎日毎日サイトで調べながらも、何件か実際に物件を見に行っていました。
本当に色々な物件があります。
明らかに傾いている家だったり、1階建てを2階建てにお神楽増築した家、一部燃えている家だったり、全てのお部屋に御札が貼ってあるとか、何となく嫌だな…とか、訳の分からない家もいくつかあり、はっきり言って見に行くのが面倒くさくなることもしばしばでしたが、今思うとたくさんの家を見ていて良かったなと思います。
よく中古住宅購入は運とか縁とか言われますが、たくさんの物件と接することで、何となく「引き」が強くなるような気がしました。
やっぱり、自分で見つけるものなので見えない運や縁に頼っても見つからないものだと思います。
そうこう月日を費やした挙げ句に、折り込みチラシに小さく「築30年 古家付土地物件」と掲載されていたのを妻が見付けるという結局は簡単な方法で出会い、購入に至るわけですが。笑
そして、決まる時は恐ろしい程スムーズに物事が運んでいきます。
それでも一応、色々な条件をクリアしなくてはなりませんでした。
例えば…
●子どもが小学1年生でしたので学区内が前提。
●厄介な事に私たち夫婦は好き嫌いが多い。
●私の所得が低い。
●その上業績悪化でさらに減収。
●社長が会社を辞めてしまう。
●私は長男。
●築30年って。
●新しい住まいが古い家で子どもたちがびっくり。
●建物の劣化や耐震性の不安。
●必要なリフォームの度合い。
●手に入れた後のメンテナンス。
などなど…。
このように問題だらけですが、どうしたものか、だいたいの事はどうにかなるものです。
いくつかの条件は何とかクリアしたものの、まだまだこれから先に何が起こるのか分からず不安もありますが、今の所は機能面に対しての不満は全くありません。
もし中古住宅を好んで探されている方、諦めずにがんばりましょう。
時間はかかるかもしれませんがきっと良い家に出会うはずです。
まだ家を手に入れ一年にも満たない者が偉そうなことを言っているとバチが当たるかもしれませんのでこの辺で…。
耐震改修工事やリフォームにまつわることなどまた追々記していけたらなと思います。
参考にならない駄文を長々と失礼しました。