2012年4月1日日曜日

考える練習をしよう



“子どもと大人が、共同の生活者として、いきいきとした暮らしをつくりだす。そのために、子どもたちにとって、ほんとうに必要な「生きるための知識」とは何だろう。
いままでとちがったしかたで考えてみる。自分の身体のことをきちんと知る。
自然と人間の新しい関係を発見する。
「それはまず、子ども自身がまなびたいと感じることから始まる。とくべつな道具はいらない。いま自分がいるその場所が出発点だ」 〜”

著者:マリリン・バーンズ
1985年3月25日初版




子どものためのライフ・スタイル
考える練習をしよう




児童書です





長女が生まれ間もない頃に購入し、ここ最近、また読み返している本です。


子ども向け(10歳以上のみんなと表記があります) の本ですが、一応大人である私が読んでみると、凝り固まった自分の思考が露になります。
この本は、誰にでも生活している上で当たり前に出くわす事や物などをテーマに、出題形式で問いを出し、解答としていろいろな角度からのモノの見方、考え方を導く内容となっています。
いたってシンプルに書かれているので、衰えた大人の頭にはもってこいの楽しめる内容です。

まだ、我が家の子どもたちには少々早いですが、いつかこんな本を一緒に読むことができたらな、と思うこの頃です。



“足下をみること”

“いろんな人間のタイプを研究するために、ちょうどいい練習問題があるんだ。
バスのなかとか、無作法じゃなく人をみていられるとこなら、ごく気楽にできちゃう問題だ。

まず人の顔をみるまえに、その人の靴をみること。さあ、その人がどういう人か想像してごらん。男か女か? 若いか年をとっているか? どんな服を着ているか?

さあ、想像どおりかどうか、確かめよ。

頭のてっぺんから下へ移っていってもいいんだ。人の顔をみて、きみはその人がどんな靴をはいているか分かるかな?


「おい、きみ、どうかしたのかい?」。だれかにそう言われたら、一つ深呼吸だ。
それからこう答えるんだ。


「自分自身の型にはまった考えかたと先入観について研究中なんです。いかにして、頭のなかの壁を打ちこわしていくか勉強しているんです。」

さあ、人物判断をつづけよう。”




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